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空き家や実家の庭管理で困ったら。雑草・落ち葉・庭木を放置しないために

親が施設に入って空き家になった実家。相続したものの、遠方でなかなか行けない家。年に一度帰るたびに庭が荒れていて、そのたびに気が重くなる。こうしたご相談が、ここ数年でとても増えています。

先に大事な点をお伝えします。空き家の庭を放置して起きる問題のうち、いちばん重いのは「近隣との関係」と「行政からの指導」です。草が伸びること自体より、そこから派生することのほうが厄介になります。

この記事では、放置すると実際に何が起きるか、遠方からどう管理するか、費用の考え方、そして現地に行けない方がどう進めればいいかをまとめました。

庭を放置すると、実際に何が起きるか

「誰も住んでいないのだから、少しくらい荒れていても」と考えてしまいがちですが、庭は敷地の外から丸見えです。周囲への影響が真っ先に出ます。

近隣への実害が出る

伸びた草の種が飛んで隣の庭に生える。枝が越境する。落ち葉が隣家の雨樋を詰まらせる。実が落ちて道路を汚す。どれも、住んでいれば気づいて対処できることが、無人だと積み重なります。

言いにくいまま何年も我慢されていて、ある日まとめて苦情が届く。これがいちばん多い形です。相続で兄弟が関わっている場合、その苦情の対応をめぐって家族間がこじれることもあります。

虫・小動物のすみかになる

伸びた草むらは、蚊、ムカデ、ヘビ、ネズミにとって格好の環境です。軒下や生垣にスズメバチが巣を作ることもあります。

草が高いと巣に気づけません。次に帰省したときに、庭に入った瞬間に刺されるという事故が実際に起きています。

「空き家の管理が悪い」と見なされる

空家等対策の推進に関する特別措置法により、市町村は管理が行き届いていない空き家に対して助言・指導・勧告を行えます。草木が繁茂して近隣の生活環境に悪影響を及ぼしている状態は、その判断材料の一つになります。

勧告を受けると、住宅用地の固定資産税の特例(税額が軽くなる仕組み)から外れる場合があります。庭の手入れを怠ったことが、税負担に跳ね返る可能性があるということです。

制度の運用は市町村によって異なりますので、詳しくはその自治体の窓口でご確認ください。ただ「草を刈っていないだけ」で済む話ではない、という点は知っておいてください。

防犯上、狙われやすくなる

草が伸び、郵便物が溜まり、庭が荒れている家は、外から見て「人が来ていない」と分かります。空き巣や不法投棄の対象になりやすくなります。

庭がきれいに保たれているだけで、「誰かが定期的に来ている家」に見えます。これは、思っている以上に効果のある防犯対策です。

売るとき・貸すときに不利になる

いずれ売却や賃貸を考えているなら、庭の状態はそのまま第一印象になります。内見のときに草が伸びていると、建物まで傷んで見えます。

また、荒れた期間が長いほど、いざ手を入れるときの費用が大きくなります。木が屋根を越え、根が構造物に入り込んでからでは、庭掃除では済まなくなります。

どのくらいの頻度で手を入れればいいか

ご事情によりますが、目安は次のとおりです。

目的 頻度の目安 内容
近隣に迷惑をかけない最低限 年2回(初夏・秋) 草刈りと、越境しそうな枝の処理
いつ来てもきれいな状態を保つ 年3〜4回 草刈り・剪定・落ち葉の片づけ
売却・賃貸を予定している 月1回の定期管理 常に見せられる状態を維持
とりあえず今の荒れをリセットしたい まず1回 草を根から取り、伸びた枝を落とす

年に1回しか手を入れられない場合は、刈るだけでなく根から取る草むしりのほうが結果的に安く収まります。理由は雑草だらけの庭は草刈りと草むしりどっち?で詳しく解説しています。

年2回にするなら、いつが良いか

1回目は6月ごろ。梅雨に入ると一気に伸びるので、その前後で一度リセットします。2回目は9月から10月。夏の伸びを片づけ、そのまま冬に入る形にすると、春まで比較的落ち着きます。

落ち葉が多い庭なら、2回目を11月から12月にずらして、落ち葉の片づけとまとめるのも一つの方法です。

遠方に住んでいても、管理はできます

「現地に行けないから頼めない」と思われている方が多いのですが、立ち会いは必須ではありません。当社では次の形で進めています。

写真でのやり取りで見積りまで進められます

ご実家の庭の写真を数枚お送りいただければ、状況を見て概算をお伝えできます。何年も行っていなくて今の様子が分からない場合は、こちらが現地を確認して写真をお送りすることもできます。

作業前後の写真でご報告します

作業が終わったら、どこをどう手入れしたかが分かるように写真でご報告します。遠方の方にとっては、これが唯一の確認手段になりますので、当社では丁寧に残すようにしています。

庭のついでに、家のまわりも見ておきます

作業でうかがった際に、外から見て気づいたことがあればお伝えします。郵便受けが溢れている、雨樋が外れている、窓ガラスが割れている、不法投棄がある、といったことです。

年に一度しか帰れないご家族にとって、こうした情報は早いほど助かります。

鍵の受け渡しについて

庭の作業だけであれば、多くの場合は屋外から入れるので鍵は不要です。門扉が施錠されている場合や、水道を使う必要がある場合はご相談ください。

初回にやっておくと、あとが楽になること

荒れた庭を最初に整えるときは、ただ草を刈るだけでなく、次のことまで手を付けておくと、その後の管理がぐっと楽になります。年に一度しか行けない庭ほど、初回の内容が効いてきます。

境界まわりを最優先で片づける

庭の真ん中より、隣家との境界、道路に面した部分を優先します。近隣から見えるのはこの部分で、苦情の原因になるのもここだからです。予算が限られている場合は、まず外周だけ、という進め方も現実的です。

草は刈るのではなく、根から取る

次に来られるのが半年から1年先なら、刈るだけでは足りません。根から取っておけば、次に来たときの荒れ方がまったく違います。

木は「小さくする方向」で考える

手入れの間隔が長い庭では、木を大きく育てる意味がありません。脚立で届く高さまで下げておくと、次回の作業が軽くなり、費用も抑えられます。屋根や電線に届く前に下げておくことが大切です。

雨樋と側溝を見ておく

落ち葉が詰まったまま放置されていることがよくあります。雨樋が詰まると雨水が外壁を伝い、建物の傷みにつながります。庭の作業のついでに確認して、状態をお伝えします。

そのあとの再発対策まで、この時点で決める

せっかく整えるなら、また同じ状態に戻らない手当てまで考えておくと無駄がありません。防草シートや砂利は、草を取り切ったこのタイミングでしか敷けません。方法の選び方は草刈り後に雑草を伸びにくくするには?にまとめています。

写真を残しておく

初回の作業前後の写真は、必ず保管しておいてください。次回のご依頼のときに状態を比べられますし、ご家族に説明するときの資料にもなります。売却を検討する段階でも役に立ちます。

費用の目安

当社の料金の目安は次のとおりです。すべて税込表示です。

  • 草むしり・除草:1,000円〜/㎡
  • 庭木の剪定・枝切り:8,000円〜
  • 玄関・アプローチの清掃:12,000円〜
  • 定期メンテナンス:30,000円〜/月

空き家の場合、初回はどうしても荒れた状態からのスタートになるため、通常より手間がかかります。一度整えてしまえば、次からは維持の作業になるので費用は下がります。

現地を見たうえで作業前に正式なお見積りをお出しし、そこで確認した範囲であれば、あとから追加で請求することはありません。見積り・ご相談・出張費はすべて無料です。

季節ごとに、気をつけたいこと

空き家の庭は、季節によって出てくる問題が違います。年に数回しか行けないなら、どの時期に何が起きているかを知っておくと、訪問の計画が立てやすくなります。

春(3〜5月)

草が一気に伸び始めます。冬のあいだ枯れて見えていた庭が、ひと月で緑に覆われます。この時期に一度手を入れておくと、夏の荒れ方がかなり違います。

また、ハチが巣を作り始める時期でもあります。まだ巣が小さいうちに見つけられれば、対処も簡単です。

初夏から夏(6〜8月)

一年でいちばん荒れる時期です。梅雨の雨と夏の日差しで、草は数週間で腰の高さになります。蚊やムカデも増え、庭に立ち入るだけで大変になります。

この時期に苦情が出やすいので、6月ごろに一度入れておくのが効果的です。夏に作業する場合は、熱中症の危険があるため、ご自身での作業はおすすめしません。

秋(9〜11月)

草の伸びが落ち着き、代わりに落ち葉が出ます。落ち葉は隣家の敷地や側溝、雨樋に入り込みます。放っておくと腐って土になり、そこから翌春に草が生えます。

台風の時期でもあります。伸びた枝が折れて隣家や道路に落ちる前に、この時期までに処理しておくのが安心です。

冬(12〜2月)

草の勢いは弱まり、庭としては落ち着く時期です。落葉樹の葉が落ちて枝ぶりが見えるため、剪定にはいちばん向いています。

見た目は静かですが、雪の重みで枝が折れる地域では注意が必要です。また、庭が枯れ色になって見通しが良くなるぶん、荒れた家という印象は目立ちます。

年2回にするなら

この流れを踏まえると、6月ごろ9月から11月の2回が、いちばん効率の良い組み合わせになります。梅雨前の伸びを抑え、秋に夏の伸びと落ち葉を片づけて冬に入る形です。

兄弟・親族で共有している家の場合

相続した実家を兄弟で共有しているケースでは、費用の負担や進め方で話がまとまらず、その間ずっと放置されてしまうことがあります。

こうした場合、まずは金額を出してしまうのが早道です。「いくらかかるか分からない」状態では、話し合いようがないためです。見積りは無料ですので、金額を持って相談されるほうが前に進みます。

作業前後の写真をお送りしますので、それを他のご家族と共有していただければ、何にいくらかかったかも明確になります。

よくあるご質問

遠方に住んでいて立ち会えませんが、頼めますか。

はい。庭の作業であれば、ご不在でも進められます。写真で状況を共有しながら見積りを出し、作業後は前後の写真でご報告します。何年も行っていなくて今の様子が分からない場合は、こちらで現地を確認して写真をお送りすることもできます。

どのくらいの頻度で頼めばいいですか。

近隣にご迷惑をかけない最低限であれば、6月ごろと9〜10月ごろの年2回が目安です。売却や賃貸を予定していて常にきれいに保ちたい場合は、月1回の定期管理をご案内しています。ご事情をうかがったうえで、無理のない形をご提案します。

何年も放置してしまいましたが、今からでも間に合いますか。

間に合います。初回は手間がかかりますが、一度整えてしまえば次からは維持の作業になり、費用も下がります。木が屋根を越えている、根が構造物に及んでいる、といった場合は状況を見たうえで進め方をご説明します。

庭だけでなく、家の中の掃除も頼めますか。

エアコン掃除や水まわりなどのハウスクリーニングもご案内しています。庭の作業とあわせてご相談ください。詳しくはサービス・料金をご覧ください。

作業の様子は、どうやって確認できますか。

作業前と作業後の写真をお送りします。どこをどう手入れしたかが分かる形で残しますので、他のご家族との共有にもお使いいただけます。

対応してもらえる地域はどこですか。

全国対応が可能です。ただし地域によって担当する店舗、訪問できる日、対応できる内容が変わります。対応エリアをご確認いただくか、住所をお知らせいただければお調べします。

まとめ

空き家や実家の庭を放置して困るのは、草が伸びること自体ではなく、そこから起きる近隣との関係、虫や小動物、行政からの指導、防犯上のリスクです。

頻度は、最低限なら6月と9〜10月の年2回。売却や賃貸を考えているなら月1回の定期管理をおすすめします。年1回しか手を入れられないなら、刈るのではなく根から取るほうが結果的に安く済みます。

遠方で立ち会えなくても管理はできます。まずは今の状態の写真を送っていただくか、こちらで見にうかがうところからで構いません。

お庭のお掃除のえるでは、空き家・ご実家の庭管理に対応しています。見積り・ご相談・出張費は無料、写真1枚からご相談いただけます。

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作業前に範囲と金額をお伝えし、ご了承のうえで作業します。