「草刈りや庭掃除の仕事で、生活していけるだろうか」。独立を検討するときに知りたいのは、売上の大きさだけでなく、仕事を続けたときに手元へどれだけ残るかではないでしょうか。受注件数だけを増やそうとする前に、単価、作業時間、移動、経費の関係を整理すると、事業の見え方が変わります。
最初に、売上と利益を分けて考える
お客様からいただく作業代金の合計が売上です。その全額が手元に残るわけではなく、燃料、消耗品、保険、車両に関する支出、必要な人件費などがかかります。フランチャイズでは、契約に応じて月額会費、ロイヤリティ、広告分担金なども考慮します。
たとえば、受注額だけを見れば魅力的な仕事でも、移動や準備に長い時間が必要なら、その日に別の仕事を受けられない場合があります。単価の高低だけでなく、同じ働ける時間の中でどれだけ仕事を組み立てられるかが重要になります。
開業時の支出も含めて考えたい方は、庭掃除フランチャイズの開業費用を先に整理しておくと、毎月の計画とつながりやすくなります。
月間売上は、受けられる仕事の量から積み上げる
月間売上を考える基本は「平均作業単価×月間の受注件数」です。ただし、最初から目標売上を受注件数へ割り振るだけでは、その件数をこなせる根拠が抜けてしまいます。月に何日働けるか、そのうち何日を現場に使えるかを先に考えてみてください。
月間売上の目安を考える順番
働ける日数 → 現場に使える日数 → 対応できる件数 → 作業単価収益保証の計算式ではなく、計画を組み立てるための整理です。現場に使う日数には、見積りや事務、営業、道具の整備、休みを含めません。さらに、予定した日に必ず作業できるわけではないため、日程変更の余地も残します。開業直後と仕事の流れが見えてきた後では、同じ件数を前提にしないほうが計画の違いを確認しやすくなります。
一件にかかる時間は、作業の前後にもある
庭掃除の現場は、敷地の広さだけでは比較できません。道具を置ける場所まで距離がある、植栽を傷つけないよう手作業が多くなる、車を離れた場所に止めるといった条件でも、所要時間は変わります。
記録するなら、現場で手を動かした時間だけでなく、移動、準備、片付け、お客様への説明を含めた時間を残してみてください。受けた仕事を振り返ったとき、「この作業は想定より準備が必要だった」「近い地域にまとめると移動を減らせた」といった改善点を見つけやすくなります。
未経験の段階では自分の作業時間を短く見積もりすぎず、作業範囲と開業準備から確認していくことが大切です。
経費は、仕事と一緒に増えるもの・毎月かかるものに分ける
| 区分 | 主な確認項目 | 考えるポイント |
|---|---|---|
| 現場ごとの支出 | 燃料、消耗品、必要な応援・人件費など | 受ける作業や距離によって変わる |
| 毎月の負担 | 会費、通信、保険、車両関連など | 仕事が少ない月にも必要になる部分を確認 |
| 本部への費用 | ロイヤリティ、広告分担金など | 固定額か変動する費用か、契約で確認 |
| 将来への備え | 道具の修理・更新、車両整備など | 今月支払わなくても、今後必要になる |
この表は収支を考えるための分類であり、会計・税務上の処理を指定するものではありません。実際の費用を入れるときには、同じ支出を二重に入れていないかも見直します。借入返済などがある場合は、収益とは別に、口座から出ていくお金を確認する資金繰りの表も用意します。
季節と天候を、仕事の予定に織り込む
庭の状態やお客様の希望する時期によって、依頼される作業は変わります。除草が続く時期もあれば、落ち葉清掃や実家の庭管理の相談が中心になることもあるでしょう。ただし、特定の季節に必ず一定の件数が入ると考えることはできません。
仕事が多い月の計画だけでなく、問い合わせが少ない場合、日程がずれた場合にも、毎月の支払いを続けられるか確認します。お庭のお掃除のえるでは、草刈り・草むしり、剪定、清掃、庭管理などを扱いますが、実際に対応するサービスは技術・設備・地域条件に応じて本部とすり合わせます。
定期管理は、次も頼みたい関係から育つ
庭は一度手入れをすれば終わりではなく、季節が変われば草や落ち葉の状態も変わります。だからこそ、作業後に次のお手入れの相談につながる余地があります。しかし、単発の依頼が必ず定期契約に変わるわけではありません。
まず約束した範囲の仕事を丁寧に終え、どこを整えたかを説明します。そのうえで、お客様が困りそうな時期や希望する頻度を聞き、必要に応じて次回の相談につなげます。回数を増やすことを先に決めるよりも、庭の状態とお客様の事情に合う提案を重ねるほうが、続けやすい関係をつくれます。
収益モデルを見せてもらったら、前提を聞く
説明会でモデルの数字が提示されたら、どの地域、何人の体制、どの期間、何日の稼働を想定しているかを確認してください。自分の働ける日数や準備状況と違う前提なら、そのまま当てはめずに、数字を置き換えて相談します。
また、そのモデルが実際の店舗の実績なのか、仮の計算例なのかも大切です。実績なら対象期間や集計範囲を、計算例なら単価と件数の根拠を確認します。一般的な創業計画の確認には、日本政策金融公庫の創業計画書セルフチェックも参考になります。
お庭のお掃除のえるの説明会では、希望する地域や働き方を聞きながら、事業の仕組みや加盟条件をご案内します。本部の入金管理や収益の考え方と合わせて、分からない点を具体的に聞いてください。
庭掃除の収益についてのよくある質問
草刈りや庭掃除なら、必ず利益が出ますか?
利益は地域、単価、受注件数、稼働日数、経費によって変わり、保証はできません。売上だけでなく、作業前後の時間と費用を含めて計画を確認してください。
本部からの紹介案件だけで計画を作れますか?
案件数が保証されていない場合、紹介だけを前提とした計画にはできません。ご自身の地域で行う集客活動と、本部支援の範囲を合わせて確認します。
売上が高ければ、手元に残るお金も多くなりますか?
経費や必要な人件費、移動、準備にかかる負担も変わるため、売上だけでは判断できません。受注額とともに、支出と仕事に使う時間を確認することが大切です。
定期管理を増やせば、毎月の収入は安定しますか?
継続依頼が予定を立てやすくすることはありますが、契約数、継続期間、作業条件によって変わります。単発の依頼が必ず定期管理につながるわけではありません。



